『あと5分・・・』 この時期、このセリフをどれほどの人が朝っぱらから口にするでしょうか チリも積もれば山となるように、目覚ましのリピート機能が5の倍数で時を刻みます 無情にも鳴り響くゴングに対し、起きるのか起きないのか自問自答の数秒間。 そんな、心の中の戦いが早朝から行われているとき、決まって僕は愛読漫画の 『はじめの一歩』 を思い出し、『手も足も・・・まだまだ動くじゃないかっ』と、別にボコボコに殴られてもないのに、なんとなーく自分を奮い立たせるかのように、主人公の一歩君が起き上がるシーンを自分に重ね、蒲団を一蹴りし起き上がる習慣がつきました
さっきまで体に接していたぬくもり付きの蒲団 そのぬくもり部分がむき出しになり、次第に冷えていくもったいなさに目をつむり、今日はカウント8で立ちあがれたっていう、妄想の達成感にひたりながら無言でストーブをつける僕です ちなみに漫画では【木村VS真柴】 戦が一番好きです
さて先日、スピリットスタッフの猿渡こと、のりさんに差し入れとして『宮崎名物 肉巻きおにぎり』を頂きました。テレビなんかでよく紹介される一品ではありますが、お口に運ぶのはお初です。持ってみると俵型のおにぎりは、ほどよく手にフィットしなんとも持ちやすいです また包装された用紙がタレ漏れしない素材で出来、味以前に食べやすさにグー
食べる前に1つの不安がよぎります・・・お肉って冷めたら硬くなるんじゃね 一人暮らしの経験上、冷めたお肉はウマミが濃縮された肉汁の流出とともに頑固ものになってしまうのが鉄則。
そんな不安もやはりクリア済みなのがこの俵。薄切りにカットされたお肉でまきまきされているため、お肉の歯切れは問題ナシ。またレンチンすることにより、出来立てのおいしさが限りなく復活する点はかなりの好評価。
レンチン後の袋を開けると、ぶわぁっと広がる 『甘辛タレ・肉・ゴマ』 三味一体の香ばしい匂い。昼前11時のお腹には強烈なボディーブローのごとく突き刺さります 袋を開けたら、お肉の頭部がこんにちは。お肉頭部にはゴマがぱらッとちりばめられており、そのお肉をゆりかごで優しく包み込むかのように巻かれたサンチュの緑色は彩りもいいんじゃない
肝心のお味の評価に行く前に、どーでもいいことでだいぶ長くなりじらしちゃいましたが、お味に関して申し上げます どちらかというと美味いです。普通に食えます。しかしその美味さの中には、緻密に計算されたスパイスがちりばめられており、通常以上の美味さに押し上げているのではないでしょうか
まず、この商品の美味さを引き上げているポイントは『肉巻き』であることだと思います。食べ物って味以前に視覚によって美味しそうにも不味そうにも感じますね。視覚の情報を味覚に反映する人の特性を、上手く利用したのが『巻く』こと。薄切りカットながらも外見が肉塊のため、嫌でも肉にかぶりついてるイメージが視覚からふくらみ、体感肉度がアップします。
また、巻く対象がお米である点が見逃せません。どのタイミングでお肉に巻かれたかは分かりませんが、お肉のエキスをお米が吸い上げ、結果としてお肉の風味と旨みの損失につながっているでしょう。
なんとなく俺流で分析してみましたが肉とご飯があわされば、たいてい美味いに決まってますましてや、焼肉食べに行ったら肉にタレつけて・・・ご飯にのせて・・・肉でご飯をまいて・・・食べる という考えただけでヨダレものの行為が美味くないわけないです
この肉巻きおにぎりに模して考えられたゆるきキャラの 『にっくん』 なる生物が存在するらしいです。ネーミングセンスからビジュアルまで、肉汁なら”ゆるさ”がにじみ出たキャラ。う~ん、にくい
のりさんへ、ごちそう様でした。いつも差し入れありがとうございます HP見たら『チーズ乗せ肉巻き』があるそうです。
byたっちゃん