バックカントリー初心者奮闘記 其の二 所持品

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バックカントリー初心者奮戦記 其の二 所持品

backcountrygear.jpg 下記がバックカントリースノーボーディングに必要と思われる一般的な物。

 ウェア上下、板、グローブ、ゴーグル、ビーニー、スノーシュー、ポール、バックパック、ビーコン、ゾンデ/プローブ、スコップ、コンパス、地図、ツェルト、ストーブ、ヘッドライト、カラビナ、ザイルなどなど。

◆2011年1月時点での初心者である僕の所持品と初心者なりの感想。
one1.ウェア上下、グローブ、ゴーグル、ビーニー・・・・全て一般的なスノーボード用。
 自然の山へ入るとゲレンデより環境が厳しい事もあり、より安全にそしてより快適にバックカントリーを楽しむためにはやはりバックカントリーに適したウェアが必要なのかなと思いますが、今のところ一般的なスノーボード用のウェアで困るという事はほとんどありません。。
 登るときは結構暑くて汗をかくので、トレッキングなど普段のアウトドアアクティビティーの際にも使っていて汗をかいても体が冷えにくい、ファイントラックのインナーを使っています。高性能なのを実感できます。非常に快適です。

two2.板・・・BURTON SUPER MODEL
 スノーボード復活の際に購入(2008/09)。パウダーもゲレンデも使える板だそうですが、主にゲレンデで使用していました。バックカントリーに連れて行ってくれる周りの人はパウダー専用の板を使っている人が多いですが、僕はこの板気に入ってます。バックカントリーに行くときは、バインディングの位置を普段ゲレンデで滑っているときより後ろにつけかえてます。

three3.スノーシュー・・・MSR ライトニングアセント(2009/10モデル)※写真右上
lightning.jpg これは、バックカントリーをやるために買いました。ハイキング用(平地用)のスノーシューでバックカントリーに行った事も数回ありますが、このMSRのライトニングアセントはそれらのハイキング用に比べると断然快適にハイクアップできます。登りでもしっかりとグリップしてすべりにくく、軽くて歩きやすいためハイクアップの疲労度が全然違います。これから買う人は安いからと言ってハイキング用を買うと結構大変だと僕は思います。
 2010/2011モデルのライトニングアセント(写真右)は浮力を増す事ができるフローテーションを後付けすることができ、より深い雪の時に威力を発揮しそうです。
 僕の周りでは、僕と同じ MSR ライトニングアセントか、MSR  EVOアセント、あるいはATLAS BC24を使っている人が多いです。どれも、バインディングの部分がペタンと平たくなってバックパックに縛り付けやすいタイプです。

four4.ストック・・・ATLAS2ピースポール(写真なし)
 2段伸縮式。スノーシューハイキングで使用しているものをバックカントリーでも流用。これでも十分使えますが、バックパックに縛り付けて滑るので縮めて収納する際にもう少し短くなる3段伸縮式が欲しいです。

 snowshot30.jpgfive5.バックパック・・・CAMELBACK メナス(写真右上)
 バックカントリー用のハイドレーションパック(給水パック)付きバックパック(16.3L)です。普段のトレッキングと兼用で買いました。トレッキングでもバックカントリーでも快適に使っています。ハイドレーションパックがついていて、水分を補給する際にいちいち立ち止まって給水ボトルを取り出してふたをあける必要がなく、肩ベルトから出たチューブからこまめに水を飲む事ができるので疲れにくいのかなと思います。
 周りの人のを見てうらやましいのは背面からバックパック内部へアクセスが可能なモデル。スノーシューやボードをしばった状態でも中のものを出し入れしやすそう。一般的なバックパックと同じように前面が開くだけのモデルは、スノーシューやボードをしばった状態ではバックパック内部へのアクセスが非常に悪く中のものを取り出すのにいくつかのバックルを外さなければならず、グローブをした状態でこれをするのは結構めんどくさいです
 容量については、今は所持品が少ないため16.3Lでも弁当や予備の防寒着を入れても”やや小さいかな”というぐらいですが、これからスコップやゾンデ、ストーブやツェルトなどのレスキューギアやその他の所持品が増えると容量が足らないでしょう。周りの人は大体30Lから40Lを日帰り用として使っています。 今、ノースフェースのsnowshot30(写真右)が非常に欲しいです。。


 

◆レスキュー用品
sixビーコン・・・オルトボックス トラッカー(写真なし)
 つい最近、中古品を2万円で手に入れました。ビーコンは信号を発信する機能と探知する機能を備えおり、雪崩に巻き込まれた際のレスキューギアです。長野県の白馬など一部の山では入山の際に所持しているかどうかのチェックがあることもあると聞きました。たとえ探す時の使い方を知らなくてもつけてさえいれば自分が雪崩に遭遇して埋もれた際に助けてもらえる確率がぐんとあがりそうです。探す機能について、機種によってはしっかりと練習して使い方を習熟しておかないとすぐには使えないそうです。周りの人はMAMMUTのパルスバリボックス(写真右)という機種を持っており、他の機種に比べて探すのが非常に簡単だということです。この機種は非常に高価ですが万が一の時のためできるだけ早く買い替えたいです。

pulse.jpg 僕が持つバックカントリーギアは、現時点では以上です。雪山へ入って行動するにもかかわらず、レスキューギアが圧倒的に不足していると初心者なりに感じています。

 雪崩で埋もれた時に使用するビーコン、ゾンデ/プローブ、スコップの3つを3種の神器と呼ぶそうです。本来、雪崩で遭難した人を探すスキルを習得したうえで雪山に入るべきだろうと思うのですが、今僕を連れて行ってくれる周りの人は僕が初心者であるためそのスキルと道具を持たない事に目をつぶってくれています。しかし、自分の勉強不足、準備不足によって助けられたはずの同行者を死なせたりすれば、それはとりかえしのつかないことなので、早急に道具とスキルを手に入れたいです。

 あとは、地図とコンパスを購入して地図の読み方も勉強しなくては。たとえ誰かに連れて行ってもらうとしてもはぐれて一人になる可能性だって十分にある事を考えれば地図とコンパスも必須です。

 なくても当面困る事はないと思うのですが、暖かい飲み物を作ったり非常時に雪を溶かして飲料とするためのストーブや、同じく非常時に役に立つヘッドライトやツェルトなどもおいおい買いそろえなければと思っています。

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